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ホームページ制作から集客までわかりやすく解説!発注担当者が読むべきお役立ち資料
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ホームページ制作を依頼するときの基本の「き」

本記事は弊社が運営するYoutubeチャンネル「ハタフルチャンネル(通称:ハタチャン)」で配信した内容を、記事としてアーカイブしお届けしています。

Vol.10 ホームページを依頼するときの基本の「き」

今回のテーマは「ホームページを依頼するときの基本の『き』」と題して、ホームページを制作会社に依頼する際に重要なポイントを紹介しました。お話したのは、代表の臼井と、営業兼ディレクターの鈴木です。

鈴木:
よろしくお願いします。ホームページを作るお客様から、「イメージがわかない」とか「デザインってどうやってるするんですか」とか、よく聞かれるんです。お客様からすると難易度が高いのかもしれません。

臼井:
確かに、わからなくて当然ですよね。今回は、そういうときにお客様に私たちがどうやって説明しているのかを紹介します。来年度にホームページをリニューアルしたい場合もあるでしょうから、どういうポイントを抑えて依頼すればいいか、ポイントをご説明しますね。

金額について

臼井:
日用品のような、お店に売られているような「モノ」って、値段がわかりやすいですよね。でも、ホームページは「モノ」ではないので、どこに、なぜお金がかかるのかがわかりにくいです。これは誰しも思うことだと思います。

鈴木:
そうですよね。お客様によく聞かれるのも、「値段はどうやってきめるの?」ということです。「いろんな会社が、いろんな値段を提示してくるのですが……」という声もあります。

臼井:
値段が決まる仕組みはピンキリです。たとえば、Aという企業は30万、Bという企業は150万って言ってる。その差はどういうところにあるか、という話です。
ホームページ制作には「仕入れ」がありません。
ですから、原価はほぼ人件費と言ってよいでしょう。デザイナーさん、エンジニアさん、ディレクターさん、プロデューサーさんなどが関わって作っていきますから、どれくらいの人件費がかかるかが見積もりに反映されます。

臼井:
そして、ページ数が多かったり、特殊機能があったりすると、関わる人や制作期間が伸びるので、その分人件費が増えて、見積もりに跳ね返るような形になります。
ものすごく安い制作費を提案する企業さんは、人件費がかかってないのでしょう。つまり、パッケージ化されているから安く提供できます。逆に、それなりにかかるところは、オーダーメイドでの提案をしてもらえるなど、コンサルティングが必要なこともあり、その分人件費が増えるような形です。

臼井:
人件費と言っても、会社によって給料が違います。月給30万の人もいれば50万の人もいます。人件費が高い=それなりにスキルの高い人が社内にいるということですから、人件費がその会社の制作物の質の高さの指標にはなるかもしれませんね。

臼井:
ですから、一概に高いのが悪い、安いのがいいとは言いづらいです。目的によって制作会社さんを選ぶといいと思います。今後Web戦略においてホームページが重要なら、さすがにパッケージ化されたホームページを使うのは限界がありますからね。

鈴木:
ブランディングにもかかわることですしね。

臼井:
はい。企業ごとに課題は異なりますから、自分たちの課題を解決するのに合わせたホームページが必要になります。ホームページ制作の金額のからくりはそんな感じですね。

鈴木:
また、時々言われるのが、予算の話です。安くしてもらえませんか?と言われたときには、どのようにすれば発注費用を抑えられるんでしょう?

臼井:
よくあるのは、制作会社がやる仕事を、お客様が代わりにやればコストを圧縮できます。たとえば、ワイヤフレーム(画面の設計図)をお客様自ら作るとかでしょうか。

あとは、情報をまとめてページ数を減らすとか、デザインの数を減らしてレイアウトパターンを流用して減らすとか。そのようにすれば、デザイナーの工数を下げられるので、コスト圧縮につながります。または、原稿や写真をお客様側で用意してもらえればコストを圧縮できますね。

ですが、最終的には何を重視するかだと思います。予算を削って自分たちで用意することで、クオリティ下がってもいいのか、それとも、すべて任せてクオリティを上げるか……。とはいえ、自社で巻き取ると言っても、社内での人件費かかってるわけですから実際はただクオリティが下がってしまうだけという場合もあります。

鈴木:
確かに、原稿で苦労しているお客様は多いです。すべて制作会社にお任せしたほうが、トータルでクオリティもコスト感も満足できるかもしれませんね。

見積もりの出し方

鈴木:
ホームページを制作してほしい、予算感を知りたいので見積もりを取りたい、という場合に、どのような情報を渡せば見積もりを取ってもらえるんでしょう?

臼井:
実は、最初の情報だけで見積もりを算出できることって、あんまりないんです。ページ数、デザイン量、必要機能、撮影や原稿はどうするか、などの仕様がある程度固まっていれば概算は出せます。でもそれだけでは足りないので、お客様にヒアリングし、細かく詰めていく必要があります。

でも、制作依頼をしたことのない会社さんだと、仕様を固めるのも難しいものです。そこで時間を使ってしまうくらいなら、最初から「何もわからない!」の状態でも、制作会社に聞いた方がいいと思います。制作会社側もそのほうが情報把握できますので、おたがいのためになります。

鈴木:
発注前のポイントはありますか?どのように、パートナーである発注先を決めると良いのでしょうか。

臼井:
なぜホームページをリニューアルしたいのか、といった目的があるはずですよね。それを解決できるかが前提です。とはいえ、判断軸はいっぱいあって決めづらいんです。会社ごとにさまざまな強みもありますし、さまざまな提案をさせるのではないでしょうか。となると、最終的には「人」になるんですよね。担当者との相性になるのではないかな、と思います。

鈴木:
私たちも、なるべく「人」を意識して、お客様に寄り添う形で接するようにはしてますよね。

臼井:
はい。ですが、難しいですよね。最初は相性いいと思ってたけど、そうでもなかったな……ってこともあります。

鈴木:
制作実績で判断するのはどうでしょうか?

臼井:
たとえ制作実績を発表していても、一部しかやってないのに、「やりました」とか言われることもあります。もちろん、制作実績やお客様の声があるなら確認したほうがいいとは思いますが、ホームページで判断できることは少ないんです。
興味があるか、ひっかかるものがあるかどうかでコンタクトを取るのがいいと思います。実績確認もそうですけど、情報収集をしっかりすることをオススメします。

鈴木:
それでは、発注後のポイントや、制作会社とのやりとりでポイントはありますか?

臼井:
まず、目的を忘れないことです。実は目的って忘れがちで、手段が目的になってしまうことがよくあります。
本当は課題があって解決したいのに、イラスト入れたいから入れる、というようなことになってしまうこともあります。気持ちはわかりますが、目的のために必要なのかな?ということを考えましょう。

臼井:
かつ、目的や課題を、携わる人全体が共有できていることが重要です。会社によってはチームが組まれていることも多いんですが、チーム全体で目的が共通認識としてあるほうが望ましいですね。

ひとつ軸があることで、複数人での議論を行っても、必要かどうかの振り返りができる。段取りや、情報の手配、撮影のアサインも必要。スムーズにやるためには、社内の共通認識を高めることは必要でしょう。

また、社内承認のやり方の確認もですね。誰が決めるか、誰が判断するかということです。

臼井:
あとは、制作会社に情報はいっぱい提供することがオススメです。いろいろ情報を渡すことで、企業としての強みがわかり、よりよい見せ方を提案してくれることも多いからです。

鈴木:
ホームページ制作って、3〜4ヶ月はかかるので、戦友っぽくなりますよね。

臼井:
そうなんです。終わったら飲み行きましょう、打ち上げしましょう、という気持ちになりますね。頻繁に打ち合わせし、電話しますから。ですから、信頼関係を築けるような制作会社さんを選ぶのはとても大事ですね。

番外編:実際に言われる「イメージがわかない……」

臼井:
さきほど「イメージわかない」という言葉がありましたが、実際に鈴木さんも言われることはありますか?

鈴木:
すごく言われます。「ワイヤーフレーム(設計図)からイメージがわかないので、判断できません」と言われてしまうこともあります。その後、追加で必要な情報が出てきてしまったりとかも。

臼井:
そうですよね。ワイヤーフレームって、しっかり作っても、理解してもらうの無理だなと思っています。大きな変更点が無いよう、すり合わせを行います。ですが、ぽろっと情報が出てくるのは、もうしょうがないかなと思います。
お客様も初めてのことが多いので、わからなくてしょうがないです。制作会社にいろいろ聞いて、答えてくれる会社、伴走してくれる会社を選ぶといいと思います。

鈴木:
奥が深いテーマでしたね。細かい事言うとキリがないですが、「伴走してくれる会社」というのを、パートナー制作会社選びのひとつの軸にするとよさそうですね。

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