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情報を発信できない企業は終わってる。
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はじめまして! フロントエンドエンジニアのyshimizuと申します。よろしくお願いいたします!
突然ですがパソコンをお使いのみなさん、ネットを見るときは何のブラウザを使っていますか?
もしかして、こんなアイコンのブラウザを使っていませんか?
これはInternet Explorer(以下、IE)というブラウザのアイコンで、2020年を迎えた今、ネットをするには適していないブラウザです。今すぐ使うのをやめましょう。
とくに古いバージョンのIEはサポートがすでに打ち切られており、大事なデータや情報が盗まれたり、壊れたり、ウイルスなどの攻撃を受ける危険性があります。最新バージョンも2020年1月現在サポートされているものの、提供元のマイクロソフト社から他のブラウザへの移行が呼びかけられています。
最新以外のIEについては、いうまでもなくサポートが打ち切られているからです。
サポートが打ち切られると、セキュリティ面に問題が見つかっても、マイクロソフト社によるプログラムの修正が行われなくなります。有害なウィルスなどから攻撃を受けやすい状態が続くと、データや情報が抜き取られてしまったり、壊されてしまったりします。
もっと恐ろしいことをいうと、悪意ある人があなたのパソコンを攻撃の踏み台として利用し、知らないうちに犯罪の片棒を担がされる可能性もあります。
最新のIEも、いつかはサポートが打ち切られます。
基本的にIEはWindowsにインストールされていますから、事実上Windowsのバージョンと共にサポートが切れると考えていいでしょう。Windows 7の場合は2020年1月14日、Windows 8.1の場合は2023年1月10日、Windows 10の場合は2025年10月14日がサポート期限になっています。
もちろん、Windows 7でも2025年10月14日までIEを使うことは可能です。ただ、OS(Windows 7)自体のサポートがすでに切れているパソコンでネットをするのがどれだけ危険なことかは……わかりますよね。
「自分はWindows 10を使っているから大丈夫!」と思った方も、IEの使用をやめるに越したことはありません。
試しにIEでYouTubeにアクセスしてみましょう。「YouTube動画はChromeでご覧ください」と、画面上部に表示されているのがわかると思います。
Twitterはどうでしょう? 今度は画面下部に「Twitterをできるだけ快適にご利用いただくため、Microsoft Edgeを使うか、Microsoft StoreからTwitterアプリをインストールしてください」と表示されました。
Instagramは真っ白なページだけが出てきます。
これが使ってはいけない2つ目の理由、どんどん豊かになるネットの恩恵を受けられないからです。
IEは、現在のバージョンを最後に開発が終了しました。これは、今後新しい技術が普及しても対応されないことを意味します。
同時に、サイトやサービス、コンテンツ側がIEに対応しなくなることも示唆しています。
Net Applicationsの調査によると、世界でIEが使われている割合は7%程度しかありません※。新しい技術を使いつつ、IEのような古いブラウザでも見られるようにするには大変な労力を要します。「コストが見合わないから」と、サイトの動作や閲覧の保証が切り捨てられる未来は、そう遠くないでしょう。
今アクセスできるサイトがいつ見られなくなってもおかしくないのです。
※スマホやタブレットを除くデバイスにおける、2019年1月~12月のデータ参照
IEを卒業するのは、難しいことではありません。
一番の近道は、Google Chrome(グーグル クローム)に乗り換えること。なんと、IEで登録していたお気に入りや設定を簡単に引き継ぐことができます※。Googleアカウントをひも付けて、別のパソコンのGoogle Chromeにもお気に入りを同期させたり、拡張機能(アドオン)を入れることでさらに便利にすることもできます。世界でも6割を超えるシェア率を誇っており、使っておけばまず間違いがないブラウザです。
※Google Chromeにお気に入りや設定の引き継ぐ方法
新しくブラウザをインストールすることに抵抗がある方は、Windows 10に標準搭載されている「Microsoft Edge」を使うのも手です。ただし、Google Chromeと比べると最新の技術に対応していない部分が目立つことには注意しましょう。2020年1月15日に刷新されるようなので、期待したいところですね。
Google Chromeなどの常に開発・更新がされているブラウザに乗り換えることで、よりネットは便利になります。サイトや環境によっては、IEで見たときよりもサクサク動作するでしょう。
Webを制作する立場としても、IEの対応やサポートにはとても時間と労力が割かれてしまったり、見送らなければならない要件があるので、これを機にブラウザを乗り換えていただきたく思います。
また、なかにはすでにIEの対応をやめていたり、別料金で対応する制作会社もあります。制作を依頼しようと考えている方は、事前に確認しておくといいかもしれませんね。
IEに関するお問い合わせについて、弊社は関連会社ではございません。IEを提供するMicrosoft社へ直接お問い合わせください。
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