事例
【事例】10年間ホームページからのお問い合わせ0件。勇気を...
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2018年記念すべき初記事ですが、とある疑問を抱き、年始早々にある検証を行いました。
それは、
年賀CMって実際どうなの? ってところです(地元でも気になっている人がいるはず……)。
見慣れない人も多いと思いますが、福島では正月の時期になるとテレビCMがこの年賀CM一色になります。出稿会社のロゴと初日の出のような静止画or動画に、ナレーターが「明けましておめでとうございます」と添える10秒ほどの簡易的な内容です。
関東出身の妻が「初めて見た」と言っていたので、東北特有なんでしょうか? 小さい頃から見ていたのでなんとも思ってなかったのですが、各社の明けましておめでとうございますCMがこぞって流れるので、ある意味、この時期の風物詩に近いものがあります。
Youtubeで調べたら、山形でも年賀CMがあるようでした。
CMに出稿するのは高そうとか、敷居が高いイメージがあります。実際にキー局ともなれば1本(15秒)100万前後、動画の制作費なんかを考えると中小企業がやすやすと手を出せないんですが、この年賀CMは出稿金額がかなり低い!
参考までに以下の一覧表を見てみると、地方は全般的に低いです。
引用:広告ダイレクト
実際にどう検証するのかというところですが、もちろんちゃんと出稿します。そして、その結果をデータで分析するために用いたのが「Google Search Console」。運営するサイトが、Googleでどんな検索キーワードで検索されたか、検索エンジン上でどれくらい表示されたかなどがわかるツールです。
※無料で利用でき高性能なので、運営するサイトには必ず導入すべきツールです
要するに、視聴数はこちら側で厳密に数字を出すのは難しいので、年賀CMを見た人がどれくらい検索(行動)したのか? を調べることで、年賀CMの効果を検証してみようと考えました。
実際に配信した動画がこちら。
静止画ではあるものの、イメージカラーのオレンジを推すことで印象に残る(名前は覚えてなくても、色で覚えてるケースが多いので)クリエイティブを作成。また、運営している福島TRIPのお土産の記事が、帰省した人にとっては有益だろうということで「東京から帰省してお土産選びに迷ってる人向け」のナレーションを添えました。
配信のスケジュールは、1月2日〜1月8日までに4本(10秒)とのこと。ちなみに、配信日時はこちら側では決められません。4本の内訳は以下。
3、4本目は、三が日も過ぎてUターンしている人も多いのでタイミングが微妙……。なので、2本目までがギリギリなところ。
動画の最後に「福島トリップで検索!」というナレーションを入れたので「福島トリップ」の指名検索が増えれば効果あり、という判断になります。
以下が実際に配信する前のデータと、配信後のデータです。
クリック数:68
表示回数:74
クリック数:81
表示回数:96
結論、11月のデータや配信日ごとのデータと比較しても誤差範囲の変化しか確認できず……。GRPなど不明なので正確な母数が分からずですが、1月のグラフで見ると3日と7日が少し微増しているので、Uターンのタイミングに少しばかり想起された? のかもしれません。それ以外では知人数名から「CM見たよー」と連絡を直接いただきました。
このことからも、やはり大量の年賀CMの中では埋もれてしまいやすい、もしくは同じような内容で各社が毎年のように年賀CMを出しているので、消費者が年賀CM自体に慣れすぎてる。一方で、知人から連絡をもらう=既知の情報であれば雑多な中でも印象に残りやすいといったことが考えられます。
少なくとも年賀CMに出稿するのは冒頭にも述べたように風物詩化しているので、既存顧客向けだったらうまく活用できるのでは?という印象でした。
ちなみに以前、福島のあるスポットが全国ネットで紹介されたあとの、福島TRIPで起こった瞬間風速。リアルタイムで400人以上が見てくれるので全国ネットすごい……。
以上、昔から気になっていたことのちょっとした実験でした!
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