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地域密着フリーマガジン『aruku』がDXに成功した秘訣

本記事は弊社が運営するYoutubeチャンネル「ハタフルチャンネル(通称:ハタチャン)」で配信した内容を記事としてアーカイブした内容をお届けしています。

今回のテーマは「地域密着フリーマガジン『aruku』がDXに成功した秘訣」と題して、ゲストとしてお招きしたa.ru.ku出版株式会社の山川さんに代表の臼井がお話を伺いました。

DXとは

最近よく耳にするDXとは、「デジタルトランスフォーメーション」を省略したものです。デジタル技術を用いて業務・ビジネスを変革することや、その概念を指します。簡単に言えば、今までアナログだったものをデジタルに置き換えたならば、それがDXです。

臼井:
ひと昔前だと、こういうのは「IT化」「デジタル化」という言葉で語られていた概念です。なので、今始まったことではないんですよね。それを踏まえて、今回は、arukuさんの事例について、様々なお話を伺っていこうかと思います。

arukuについて

aruku」は福島で絶大な人気を誇る、地域密着型のフリーマガジン・Webマガジンです。フリーマガジンから始まり、現在はWebやSNSでも情報を発信しています。接する読者は合わせて約月27万人にもなり、LINE公式も一万人間近(2020/12/15時点)です。フリーマガジンの「aruku」は99.8%の配布率を叩き出すほどの絶大な人気を誇ります。

山川:
12年前、当時の主流ってクーポンマガジンだったんです。ですが、わたしたちは「福島の女性に地元の情報をもっとお届けして、元気になってもらいたい」と思い、「商業の地産地消」をテーマにしてフリーマガジンを作りはじめました。
クーポンに頼らず、お店側のやりたいことや伝えたいこととお客さんをマッチングさせたいという気持ちが出発点です。

臼井:
デザインからして、オシャレな雑誌ですよね。これが無料で読めちゃう。広告も読み物として作り込まれている。

山川:
女性のよりよいライフスタイルを実現してもらうためのお手伝いを……という気持ちで、写真のクオリティも気にして作っています。大変です(笑)編集チームはもちろん、企業様とやり取りする営業も、チーム関係なく死にそうになりながらも、ガチで毎月作っていますよ。

臼井:
魂を込めて作っているんですね!(笑)それはこのクオリティの高さになるわけです。

イベントも「媒体」としてのひとつの側面

臼井:
ときどきイベントも開催していますよね。僕もお邪魔したのですが、かなり人も多くて驚きました。

山川:
はい、今年開催のイベントは一万人超えるお客さんが集まってくださいました。イベントについても、arukuの紙面と同様、「企業と読者をお繋ぎしたい」という気持ちでやっています。

臼井:
イベントもまたメディアとしてのひとつの側面ということでしょうか。

山川:
そうですね、「媒体」という言葉がありますが、その字の通り、わたしたちはメディア、媒介者です。わたしたちは読者さんとも企業様とも関わりがありますが、読者さんと企業様が直接接触する機会ってあまりないんですよね。地元企業様と読者さんをお繋ぎする「リアルな場」も作りたいな、というところから始まっています。

臼井:
読者と真剣に向き合い続けていることが、arukuファンが多い理由のひとつなのでしょうね。

arukuがDX化した結果

「aruku」のDX化に向けて取り組んだタイミングは早く、6〜7年ほど前の時点まで遡るそうです。まずは何から取り組み始めたのかを伺いました。

山川:
まずはホームページを作ろうとしました。ただ、紙面を作ってる時の感覚で作ってしまったので、読者さんのニーズにあってる感じもなくて。そのあと試行錯誤を繰り返し、3回くらいやりなおして、今の形に落ち着いてきました。

DXによる大きな恩恵

企業へ提案を行い、広告料を得ることで無料配布が可能になっている「aruku」。DXを推し進め、紙、Web、SNSと情報発信の幅が広がったことで、読者側・企業側それぞれのニーズに合わせて、情報発信や提案ができるようになりました。

山川:
スマートフォンが出てきて、読者の方も情報の受け取り方がガラッと変わりました。タイムリーに届けたほうがいい情報はWebのほうが向いているので、そのように企業様に提案しています。

臼井:
消費者のニーズが多様化するに伴って、企業様のニーズも多様化しているということですね。

山川:
そうですね、メディアとしてそれに応えていきたいということです。もちろん紙にもWebにも、それぞれいいところがあります。紙は五感を刺激しますし、情報の一覧性が高いのは紙のいいところですね。ただ、読者さんが情報を取得するスピードはやはりWebのほうが強くて、困りごとを解決する速さもやはりWebのほうが早いと思います。

DXで変わったこと、変わらなかったこと

臼井:
業務の効率化でDXによる恩恵はありますか?

山川:
そうですね、業務時間が短くなりました。たとえば、DXを進める前までは原稿校正は紙での出力が基本でした。入稿直前は修羅場で、夜中じゅう作業するのも珍しくはなくて。とてもじゃないですが、19時にこのようにしてお会いできる状況ではありません(笑)

臼井:
確かに、出版業界はハードワークが多い印象があります。

山川:
そうなんです。DX後、フリーマガジンの紙面づくりにWebの運営と、単純に業務は2倍になっているはずです。それに伴って業務時間も増えるはずなのですが、実際には前より早く帰れるようになりました。

臼井:
効率化によって、業務時間がかなり圧縮されたんでしょうね。
DXをしても、変わらないものは?

山川:
変わらないものは、わたしたちの「ミッション」ですね。「福島の女性に良い情報をお届けする」というミッションは、DXをしようが、本質はまったく変わっていません。

臼井:
ツールが変わり、情報を届ける手段は大きく変わったけど、コンセプトは変わらないということですね。

山川:
そうなんです。DXによって、紙面でもWebでも情報発信できるようになりましたが、スタート地点であるミッションは忘れてはならないと思っています。DXはあくまでツールであり、手段だからです。

臼井:
「DXをするのが目的」になっては元も子もないですよね。DXに限らず、手段の目的化には注意しないといけません。

DXにまつわる苦労話

臼井:
DXをするにあたって、何か苦労されたことはありますか?

山川:
一番の苦労は、マインドを変えることです。自分自身も周りの社員も、一番しんどかったのではないかなと思います。人間にとって変化はストレス。それまでやってきたことを変えるのは、たとえ良いものであったとしても、抵抗感を覚えるものです。

臼井:
そうですよね。arukuでも、やはり大きな抵抗はありましたか?

山川:
弊社では、実はそこまで悪い影響というのは発生しなかったんです。ちょこちょこと少しずつ変えていって、気づいたら大きく変わっていた、という感じですね。主導した社長が上手だったのと、社員もみな柔軟なタイプだったことも、すんなりいった要因かなと思います。

臼井:
ハードルが低いところから導入して、文化を作っていくという感じだったんですね。ちなみに、他の会社さんから「どのようにやってるんですか?」と聞かれることはありますか?

山川:
そうですね、他の企業様も、デジタル化に興味はあるけど、何から手をつければいいかと困ってることが多いです。そういう会社さんには、一緒に成長していきましょうとお声がけしていますね。自分たちですでに実験をしているので、事例として色々お伝えできると思います。

DXはすべきだけど、まずはハードルの低いことから

臼井:
トータルで考えて、DX後の感想としてはどうですか?

山川:
よかったですよ。デジタルの文化に触れるのも楽しいですね。デジタルは即時性がありますし、紙と違って修正できるのがいいですよね(笑)なので、挑戦してみて、間違ったら修正すればいいんですよ。

臼井:
確かにそうですね(笑)始めるにあたって、「ここから始めてみては?」というのはありますか?

山川:
まずは取引先との連絡をLINEにしてみるのはどうでしょう? LINEは、実はPDFも送れる便利なツール。ビジネス使いも可能です。これまで電話や紙でやり取りしていたことを、LINEやチャットワークなどに置き換えるのが、DXへの第一歩かもしれません。

臼井:
ビジネスチャットやLINEを使うことは簡単に始められそうですね。山川さん、本日はありがとうございました!

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