Webマーケティング
ビジネスにFacebookを使うなら必ず知っておくべきエッジラン...
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つい先日、電通が発表した「2019年 日本の広告費」によれば、国内における媒体別広告費はテレビ広告が1兆8,612億円(前年比97.3%)、Web広告は2兆1,048億円(前年比119.7%)を突破。ついにWeb広告がテレビ広告を上回りました。特に最近の情勢もあってか、Web広告に活路を見出そうとしている企業が増加しています。
しかし、Web広告の活用を考えているものの、周りに聞ける人もいないし、効果があるのか心配、高額な請求がくるんじゃないか……、そんな不安を抱いている方も多いのではないでしょうか?
以下では「広告に詳しくない、用語もほとんど分からない……」という場合でも少額の予算からスタートできる上、アシスト機能や簡易版などが用意されているWeb広告をご紹介します。
検索連動型広告(リスティング広告とも呼ばれます)とは、GoogleやYahoo!といった検索サイトの検索結果に表示する広告を指します。[広告]という表記がされているエリアが実際の広告であり、検索されたキーワードに対応した広告が表示されるので、すでに興味がある人に向けて広告を表示できます。
リスティング広告について、詳しく解説している記事はこちら→「実例で解説!東北でリスティング広告を成功させる3つのポイント」
主にクリックされた数だけ課金される仕組みとなっており、キーワードによって単価も異なります。
特に検索されやすいキーワードだとクリック単価が高くなる一方で、ターゲットを絞ったキーワードであれば安い単価でも出稿できます。
検索サイトは幅広い属性の人が使用します。その中で特定のキーワードを使って検索する時点で、すでにそのキーワードに興味関心があることになります。
よって、この広告では「顕在層=すでに興味関心があり、情報を探している層」へのアプローチが得意です。
さらに地域や性別、年齢、配信タイミングなどを区切って出稿することも可能で、自社の商材に合わせたターゲットを設定し、ピンポイントで無駄なくアプローチできます。
GoogleやYahoo!の検索結果ページに表示されます。自然に目に入る位置に配信されています。
<Googleの場合>
検索ページ上部に表示されています。
<Yahoo!の場合>
こちらも検索ページ上部に表示されます。
ディスプレイ広告は、GoogleやYahoo!が提携したWebサイトや関連サービスの広告枠に表示されるWeb広告です。バナーで表示される広告が多いためバナー広告とも呼ばれていますが、テキストタイプや動画タイプも存在します。
ディスプレイ広告で有名なものは、Googleの「GDN(Google Display Network)」と、Yahoo!の「YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)」です。
GDNではGoogle関連のサイトや、Youtube、アメーバブログ、ブログページの広告枠に広告が配信可能。YDNでは主にYahoo!ニュースやYahoo!メールなど、Yahoo!サービス関連サイトに広告を配信できます。
これらの広告枠を契約したWebサイトやブログページを閲覧することで、閲覧者に広告が表示されるシステムです。
ディスプレイ広告の特徴は、顕在層から潜在層まで、幅広いモチベーションの層をターゲットにできることです。
例えば、一度Webサイトに訪れたユーザーや、類似する特徴を持つユーザーへ配信する「人に向けたアプローチ」だけでなく、自社商品と親和性の高いWebサイト・ページへ広告配信する「場所に向けたアプローチ」が可能。
そのほか、ユーザーのライフイベントを想定した配信や、自社商品と似たものを検索したユーザーへの配信など、アプローチ方法はさまざま。自社商品の価格や性質、キャンペーン内容に応じて、臨機応変に出稿できます。
閲覧サイトの広告枠に表示されます。場所はそのサイトによってさまざまです。
<GDNを利用した一例>
俳優の市川海老蔵さんのアメーバブログに配信されている広告の例。
<YDNを利用した一例>
Yahoo!ニュースに配信されている広告の例。
一度自社サイトを訪れたことのある人へ広告出稿できる、ディスプレイ広告の一種です。リターゲティング広告とも呼ばれています。何らかの理由で一度自社サイトを離れてしまったユーザーに再びアプローチできる広告で、もう一度来訪してもらい、成約・購入につなげるために利用されています。
最低一度は自社サイトを訪れた人に配信できます。ゼロから認知を広げて成約・購入につなげるよりも、お問い合わせの確度が圧倒的に高い人にアプローチできます。
商品が売れるまでには、顧客が比較検討する期間が存在します。特に金融商品や、高額なもの、比較されやすい商品は比較検討の期間が長めです。
リマーケティング広告を配信することは、検討中の顧客への有効なアプローチになるでしょう。
ディスプレイ広告が表示される場所に準じます。「一度見たサイトの情報」ということで、目に入る位置にあれば、閲覧者はつい意識してしまうこととなります。とはいえ、あまりに過剰に配信されると閲覧者が嫌気をさしてしまうこともあり、注意が必要です。
TwitterやFacebook、Instagramなど、SNSのタイムライン上に表示する広告です。一般的に利用されているような投稿形式で広告が配信されるため、自然なかたちで消費者に届けられる広告です。
ユーザーの属性ごとに区切ったターゲティングが可能ですが、SNSごとにユニークな配信設定があります。
例えばTwitterでは、特定のアカウントをフォローしているユーザーへの配信ができる「フォロワーターゲティング」が可能。Facebookでは、ユーザーのパーソナルな情報などから趣味・嗜好を判断し、関心の高い層への広告配信ができます。
各SNSによってメインのユーザー層も異なるため、広告を配信する際は適切な出稿先を選ぶことが大切です。
<ビジネス系勉強会の参加者募集>
40代のビジネスパーソンに配信するため、Facebookで仕事についての発信の多い、ビジネスに興味関心のありそうな層へ出稿する。
<Twiterの広告例>
ファミリーマートによるTwitterへの出稿例です。
<Facebookの広告例>
電子契約サービスNINJA SIGNによるFacebookへの出稿例です。
<Instagramの広告例>
安価な歯科矯正サービスキレイライン矯正によるInstagramへの出稿例です。
動画広告はその名の通り、数秒〜数十秒の動画を活用した広告です。Youtubeで見かける方も多いのではないでしょうか。バナーやテキスト広告と比べると、届けられる情報が圧倒的に多いのが特徴です。インターネット版のテレビCMと考えるとイメージしやすいと思います。
動画広告の市場は伸びており、市場規模は2015年の506億円から、2019年には1,718億円となっています。ホットなWeb広告分野の中でも、さらに熱い市場といえるでしょう。
Youtubeなどの動画プラットフォームへの出稿がわかりやすいですが、ディスプレイ広告の一種として、Webのニュースメディアなどの広告枠に配信する「インリード広告」と呼ばれるタイプもあります。
配信先には、ユーザー属性や、興味関心の設定が可能です。また「オーディエンス設定」という、ユーザーが現在どのような物を買おうとしていたり、どのような状況にあるのかを分析し、ターゲティング項目に加えられる機能があります。
さらにYoutubeでは、自社のYoutubeチャンネルを一度でも訪れたり、一度でも動画を見たりした人に対し、再度広告を表示することもできます。
<Youtubeのインストリーム広告>
AmazonPrimeVideoのYoutubeへの出稿例です。
<インリード広告>
ネスレによる、Webメディアの広告枠への出稿例です(実際は画像の一部に動く効果がついています)。
Web広告とひと口に言ってもさまざまな媒体や配信方法があります。以前と比べると初めての方にも優しい機能が増え、かつ自動でサポートしてもらえるようになったのも嬉しいところではありますが、配信することが目的となってはいけません。
本来、Web広告を活用する目的はビジネスへの貢献という大前提があるはずですので、いくらの広告費を支払ってどのような成果が得られたのかを把握しましょう。
また、初めての方でよくあるミスとしては、Web広告を配信するところまでは設定できたもののサイト上で成果を測る設定をしていないことが多々見受けられます。「Web広告を配信してみたけど結果がわからない」といったことにならないよう注意しましょう。
この設定にはWeb制作会社の協力も必要になるので、普段から依頼している協力会社にWeb広告を配信するための設定をしてほしいと伝えてください。
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