Webマーケティング
3ヶ月でアクセスが2倍以上になったコーポレートサイトのSEO対策
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つい最近、福島のある組織のWEB広告運用を行っています。
タイトルにもある通り(若干、胡散臭いタイトルですがガチです)
びっくりするほど効果がでました。
ある意味、自分の常識が覆るレベルで。
今回はそんな驚きを共有したいという勢いで地方でのWEB広告の可能性について触れてみたいと思います。
WEB広告と一口に言っても種類が様々です。その中でもポピュラー?なものとして挙げられるのがリスティング広告。今回のクライアントも見込み顧客獲得のためにリスティング広告を使いました。
簡単にリスティング広告を説明すると、GoogleやYahoo!といった検索サービス内の検索結果に表示される広告です。(厳密に言うとディスプレイ広告も含めてなんですが、それは置いておきます)
赤枠がリスティング広告の広告欄。
特徴は色々あるのですが、初めての方でも「なるほど!」と思う特徴は3つかなと。
いわゆるマスメディアだったり、フリーペーパーだったりに広告を出稿しようとすれば、諸々の準備期間が必要です。ここぞというタイミングで広告を出稿するためには、逆算して準備しておかないと、そりゃもう大変なことになっちゃいますよね。
リスティング広告は多少なりとも準備は必要ですが、極端な話をすれば1時間(もしくはもっと短く)で広告が出稿できてしまいます。SEO対策で上位に……なんて言っても時間が必要なので、リスティング広告は時間をお金で買うということでもあるのです。
ターゲットが絞れるというのは、リスティング広告の最も強力な武器だと思います。具体的に言うと、いわゆる「ググる」ときに短文(キーワード)を入力しますよね?
例えば、僕の場合だとジムに通い始めたので「プロテイン オススメ」で検索しました。このキーワードをなぜ検索するのか?
そこから連想されるのは、
etc
つまり、こういった購入意欲のある消費者が検索するキーワードに絞って、広告が出稿できるんです。そのほか、場所やデバイスに絞ることも可能で従来のように消費者にとって興味があるかわからないけど、広告をだしちゃえ!みたいなムダが少なく、費用対効果が高いのも特徴。
大前提としてリスティング広告は出稿するための予算は自由です。なので1万でも10万でも100万でも予算に合わせて出稿できます。
次に費用が発生する仕組みとして “クリック課金制” と呼ばれる出来高なので、広告がクリックされなければ一切費用が発生しません。さらに、広告料金は先ほどの「プロテイン オススメ」といったキーワードごとにオークション形式で決まり、最終的な広告予算は以下のように算出されます。
キーワードごとのクリック料金 × クリック回数 = 広告費用
人気のキーワード(売れるキーワード)は他の広告主との競り合いになりやすいので、広告料金が変動することが普通にあります。
ようするに広告予算は自由に決められるので、低予算でも売れるキーワードを見つけて無駄なく使えれば十分に効果が見込めるんです。ちなみに、今回のクライアントの広告予算が5万で、リスティング広告では低予算の部類に入っていました。
さて、前置きが長くなってしまいました……。改めてリスティング広告を実施することになった経緯としては、これまで紙やテレビCMなどのマス広告を使って、集客を図るも年々効果が鈍化してきた背景があるとのことで、WEBという選択肢に力をいれていきたいということでした。
実は過去に何度か実施したとのことで、結果を伺ったところ重大な問題が……。
過去のデータをとっていなかった。
これではお金をかけてリスティング広告を実施する意味がない!ということで、しっかり計測のための設定も行うことに。ちなみにこういったケースが多々あります。恐らく紙であったりテレビCM等々の中には効果を計測し難いものもあるので、昔からの慣習で “なんとなくやった” 感じになっているのかなと思いますが、WEBの強みは数字で見えることです。
こういった行為は、お金をドブに捨てているといっても過言じゃないので、リスティング広告しかりホームページのアクセス解析しかり、しっかりとデータを見て効果がでた・でないの判断をオススメします。
そうこうして無事にリスティング広告を実施すること1ヶ月。すぐに効果が現れました。これまで県外からのお申込みは多少あるとのことだったので、福島だけでなく東北6県のターゲットに対して広告を実施したのですが、結果的に県内外でトータル48件のお申込みが生まれました!
しかし、この総数もさることながら、獲得単価の安さ。同業種で東京の場合だとおよそ一件あたり10,000円前後ぐらいのところを1/10程度で獲得できたんです。
ちなみに、今月はさらに増えて55件……。これは異常事態だ。
そこで改めて何故こんなに結果が生まれたのかを考えると、仮説として3つ挙げられます。
事前ヒアリングでお話を伺っていると、どうやら取り扱う商材は東北6県の中でも扱っている企業が少ないといった優位性がありました。つまり、打ち出すポイントが明確になっていたんです。あとはそれをどれだけの消費者に届けられるか、そこが重要なポイントでした。
どの企業にとっても勝負時ですが、こうした消費者の行動が活発になるタイミングで、いかに流通手段が確立できるかが肝。今回で言うと新たな流通手段としてリスティング広告を実施し、結果的に消費者に提供できたと考えています。今後はリスティング広告という新たな流通手段で繁忙期の成果を底上げできることが期待できるはず!
ここはあくまで仮説でしかないのですが、福島はもちろん東北6県のWEBマーケティングの普及はガラパゴスだと感じています。そうなると、それだけ企業がWEBマーケティングを駆使できていないので、必然的に消費者もWEB広告との接触も少ないからこそスルーされなかったのではないかなと。
リスティング広告は検索する消費者がいる限り、どの業種・業態でも一定の効果は見込めるでしょう。しかし、地方でリスティング広告を実施する前に考えるべきは消費者の行動です。
地方にいればお分かりだと思いますが、東京の消費者に比べて地方の消費者の比較材料の数は圧倒的に少ない。それ故に検索するという習慣は大きく限定されるというふうに思います。
例えば、最近銭湯にハマっているのですが、郡山市内の自宅近辺で検索しても銭湯自体が少ない……。それに地元であれば、検索せずとも「どこどこに新しく銭湯ができたらしい」なんて情報はすぐに口コミで広まってくるわけです。別に銭湯に限った話ではないんですけども。
そうなると、どうしても検索しなきゃいけないときってどんなときか?
つまりリスティング広告が効果を発揮しそうな業種・業態を考えると以下に当てはまる場合は特にオススメです。
地方でリスティング広告を検討している方は、是非この3つに当てはまるかどうか参考にしてみてください。ちなみに、今回は「2.商品が高額or比較検討が必要なもの」でした。
ここまではリスティング広告の結果についての報告でしたが、この結果を分析する中で驚きというか時代の流れを象徴するデータとしてお問い合わせの9割がスマホ経由だったこと。
パソコン経由からの申込みが3に対し、スマホ経由は45。
もはや生活にスマホは必須の時代になりましたが、それによって消費者行動も大きく変わっているのは否めません。
こうしてリスティング広告を実施しても顕著なので、特にホームページはスマホ対応が必須と言えます。これまで見てきたホームページのアクセス解析を見ても平均6割はスマホ経由です。しかし、それが数年前から言われているにもかかわらず、未だに対応していないところは多いです……。
なので悪いことは言いません。スマホ対応しましょう。
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