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コロナ禍でも成果を上げたGoogleマイビジネスの施策6選

9月末より弊社が運営するYoutubeチャンネル「ハタフルチャンネル(通称:ハタチャン)」がスタートしました! ゆるい雰囲気でWeb制作やマーケティング、戦略立案の事例について30分という短い時間でコンパクトにお伝えしています。

今回のテーマは「コロナ禍でも成果を上げたGoogleマイビジネスの施策6選」と題して、Googleマイビジネスのサポート事例を、代表の臼井と、担当した村上がお話ししました。
本記事では、当日ご覧になれなかった方向けにアーカイブとしてご紹介します。

Googleマイビジネスとは?

Googleマイビジネスとは、Google検索やGoogleマップで検索を行なったときに、検索画面の最上部に出てくる店舗情報欄のことです。
ユーザーとして利用したことのある方も多いのではないでしょうか。

パソコンやスマートフォンのブラウザ、スマートフォンアプリでの利用、いずれでも情報欄が表示されます。

たとえば、パソコンのGoogle検索で「東京駅 ホテル」で検索した場合は、以下のように表示されます。

スマートフォンのGoogleアプリで「東京駅 カフェ」と検索すると、このように表示されます。

このGoogleマイビジネスは、無料で利用できるサービスなのです。

村上:
きちんと設定や更新をすればもれなく成果が上がります! その理由は……

① GoogleとGoogleマップでお店を探す人が多いから

  • Google検索のシェアはPC88%、スマホ75%
  • Googleの全検索のうち8割が「地名+探していること・場所」
  • マップアプリの中で一番利用されているアプリはGoogleマップ。シェア8割、月間約4,700万人が利用している
  • 宿泊業界では2019年、世界最大の口コミサイトはGoogleマイビジネス

② 弊社の140店舗以上の運用実績のなかで、成果の上がらなかった店舗はないから

臼井:
絶対に成果が出ている、と言い切れるのはすごいですね。

村上:
居酒屋やカフェなど、ローカルビジネスに取り組んでいる店舗の方は、本当にやらなければもったいないです!まだの方はぜひ始めてほしいです。

Googleマイビジネスの無償支援キャンペーンを行いました

今年4月から6月にかけて、弊社ではGoogleマイビジネスの運用代行を無償で行うキャンペーンを行いました。

今回、実際に支援を行なった店舗のほとんどは東京都内。
東京はもっとも外出制限の厳しかった場所でしたが、それでも成果を上げることができました。

新型コロナウイルス感染拡大以降、Googleマイビジネスにもさまざまな機能が追加されました。たとえば、テイクアウトの有無、感染予防対策の実施状況などがわかりやすく表示されるようになっています。
今回はその部分の設定も含め、運用代行の支援をいたしました。

村上:
その結果の生データはこちらです!

①間接検索

間接検索とは、具体的な店名ではなく「郡山 ラーメン」など、地名と業種やサービス名などで間接的に店舗を検索し、店舗情報が表示されることをいいます。
以下、支援した店舗の中から飲食店(東京5店舗、福島1店舗)を抜粋したデータでご説明します。

村上:
サポートをした期間はV字回復しています。ピークである2019年12月の数字に匹敵するところや、過去最高の数値を出した店舗さんもありました。

②通話数

Googleマイビジネスの「電話をかける」から店舗に通話された数がこちらです。

東京では緊急事態宣言が出され、外出自粛が要請された期間でしたが、サポート期間中はお問い合わせの通話数が回復していることがわかります。

③検索数合計

上記の飲食店の中から、東京の1店舗「A店」のデータをご覧ください。
無償サポート期間中、特に6月は検索数の合計(直接検索と間接検索)が大きく伸びました。特に間接検索の伸びが大きく、ピークの昨年12月に匹敵する数となりました。

村上:
Googleマイビジネスではさまざまな数字を確認できるのですが、「表示回数」だと、Googleマップ上でピンが立っただけでもカウントされてしまいます。今回のような「検索数」だと、実際に自分の店舗がどれくらい見られているかを把握できます。

臼井:
今回は、その「検索数」で成果が出ているのがはっきりわかりますね!

④検索数トレンド比較

2019年12月を基準にし、「A店」の検索数の増減率と、東京で「居酒屋」のキーワードでの検索トレンドとを比較してみました。

サポート期間中は「居酒屋」の検索トレンドより、A店の検索数の方が増加率が高いことがわかります。

村上:
このA店はすでにご自身でGoogleマイビジネスに力を入れていらっしゃいました。ですので、無償サポート期間という短い期間に大きな成果は上げられないかもしれないと思っていましたが、無事成果が出て、数字を伸ばすことができてよかったです。

詳しくはこちらのブログ記事(コロナ禍で17店舗のGoogleマイビジネスを支援して全店舗に効果的だった施策を発表)をご覧ください。

実際に成果を上げたGoogleマイビジネスの施策6選

①店舗説明文を作り込む

 

Googleマイビジネスには、自由に記入できる紹介文があります。キャッシュレス対応、駐車場の数など、設定項目などにない情報を入れておくとお客様にアピールできます。
最大で700字記入できますが、ほどほどの長さが読まれやすいかと思います。

②属性やサービスなどの項目はすべて設定

「属性」とは、業種のことです。
Googleの用意した項目は、できるものは全て設定しておくことが大事です。業種によって設定できる項目が違いますので、管理画面をご確認ください。

③良い写真を登録

お客様にとっての良い写真とは、店舗の外からではわからない情報が伝わる写真です。店内の雰囲気のわかる画像は、閲覧数が伸びやすい傾向にあります。

④カテゴリー(業種)設定は重要なので慎重に選ぶ

カテゴリーはGoogleが用意している項目の中から選ぶのですが、自分の店舗の業種にぴったり合うものか、なければ可能な限り近いものを選びましょう。
サブカテゴリーは複数設定できますが、やみくもに設定しても関連性が低ければ表示数は増えません。業種に合ったカテゴリを選択しましょう。

臼井:
ちなみに、カテゴリを間違えたり、違うもの選ぶとどうなりますか?

村上:
関連性が低いとみなされてしまい、検索に上がってこない可能性があります。そうなると機会損失が生まれてしまいます。

臼井:
逆に、カテゴリを見直し、変更して良くなることはありますか?

村上:
たとえばコワーキングスペースの場合だと、共同オフィス、イベント会場、バーチャルオフィス……などの属性がありますが、どのカテゴリをメインにするかで検索結果が変わります。伸び悩んだらチェックしてみてもいいかもしれません。

⑤定期的に更新する

更新頻度が高いと、表示順に良い影響があるとされています。定期的に写真を追加することをオススメします。また、業種によっては「投稿」が使えるので、こまめに投稿するのもいいですね。

村上:
スマホから投稿や管理ができるGoogleマイビジネスのアプリもありますので、ぜひ活用してみてください

⑥クチコミに返信する

臼井:
店舗の方は忙しいとは思いますが、それでもクチコミに返信をしたほうがいい理由は何ですか?

村上:
まずは、接客として感じの良さが伝わります。その他にも、実はプッシュ通知っぽく使えたり、クチコミに書かれたキーワードが検索結果にも影響を与えます。

クチコミ返信を行うべき理由 ①:接客

お客様はクチコミをよく見ています。クチコミひとつひとつに返信があれば、店舗の方の感じの良さが伝わり、さらに新しいクチコミが投稿されるきっかけにもなります。
また、もしネガティブなクチコミが入ってしまったとしても、返信をすることでお店側の誠意が伝わります。

クチコミ返信を行うべき理由 ②:通知される

クチコミに返信すると、書き込んだ人に通知されます。プッシュ通知やダイレクトメールが送れるのと同じことだと捉えると、時間が経っても返信することで、思い出していただいたり再訪を促すことができます。

クチコミ返信を行うべき理由 ③:検索結果へのロングテールな効果

また、書き込みの中に具体的な商品名やサービスがあると検索に関係します。
例えば「ミルクティーが美味しかった」とクチコミに書きこまれると、「郡山 ミルクティー」というキーワードで関連性が高まり検索されやすくなっていく……というイメージです。

クチコミの返答の仕方については、詳しく記載したブログ記事(全公開 Googleマイビジネスのクチコミ返信マニュアル【返信例文付き】)をご覧ください。

Googleマイビジネスのよくある勘違い例

Googleマイビジネスは、Googleとビジネスオーナー、そしてお客様であるユーザーの三者が関わり合って作られるサービスです。オーナーに編集の優先権はあっても、コントロールできる部分とできない部分があります。
また、悪質な業者によって、知らずにガイドライン違反をしてしまっている例もあります。
よくある勘違いの例を紹介します。

情報は一度登録したら書き変わらない → 勝手に変わることも

実は、Googleマップユーザーからの提案で、Googleマイビジネス上の店舗情報が書き換わってしまことがあります。
ユーザーには、Googleから店舗への訪問の有無やサービス情報を尋ねられることがあり、そのデータが蓄積されると情報が書き換わってしまうこともあるのです。

村上:
たとえば、実際にはやってないデリバリーサービスをいつのまにかやっていることになっている……なんてこともありえます。

臼井:
間違った情報はクレームの原因になりかねないので、定期的な確認が必要ですね。

写真を並び替えたい → 掲載順の指定はできない

Googleマイビジネスはホームページのような専用のWebページではないため、表示される画像の順番を指定したり、見せ方を変えることはできません。

悪いクチコミは申請すれば消せる → 必ずしも削除されない

営業妨害にあたるような悪質なものは削除申請を出せますが、申請すれば必ず削除されるというわけではありません。Googleは、店舗とお客様のどちらの見解が正しいか判断しかねるようなものについては関与しない、とヘルプページに明記されています。

村上:
ネガティブなクチコミにも、店舗側が真摯に対応することで、未来のお客様からの信頼を得られます。

臼井:
見ているユーザーも、これは店舗側ばかりに非があるのか、ある程度わかるものですよね。まずは誠意を持って対応するのが大事ですね。

店名にいろんなワードを盛り込んで検索数アップ → ガイドライン違反です!

検索順位を上げようとして、店名に実際の看板と関係ない言葉を盛り込むのは、Googleマイビジネスのガイドライン違反です。MEO(Googleマップ最適化)対策として勧めてくる業者さんがいるかもしれませんが、Google側の提示しているガイドラインでは「看板に書いている通りに記載する」ことがルールです。

臼井:
違反したらどうなるんですか?

村上:
最悪の場合、店舗情報が抹消されてしまい、高評価やクチコミなどのデータ、そして管理権限が復活できる保証はありません……。お客様からのクチコミや評価は資産とも言えるものなので、削除されてしまうのはかなりの損失です。

臼井:
ガイドラインを守って正しく運用しましょう。

まとめ

Googleマイビジネスは、ローカルビジネスや実店舗経営を行なっているのであれば、やらない理由がないサービスです。自社で管理すれば無料で使えるのも嬉しいところ。

村上:
設定等でわからないところがあれば、ぜひ弊社にお問い合わせください!

質問コーナー

Q. クチコミを増やすため、知り合いに投稿を依頼することは違反になりますか?

A. 店舗に来たことのある知り合いや常連の方に「クチコミを書いてください」などとお願いすることは違反ではありません。接客に組み込んだり、クチコミ投稿の方法に関するチラシやショップカードを用意してお渡しするのもいいかもしれません。
ただし「クチコミしたらプレゼント、割引」など、クチコミの投稿を条件になにか特典をつけることはガイドライン違反となりますのでご注意ください。

ハタフルチャンネル(ハタチャンについて)

毎月隔週の19時より30分という短い時間で、ホームページ運営や集客などに役立つリアルな情報をお話しています。ぜひ、ご覧いただきチャンネル登録お願いします!

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